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茨城県・宮城県議員団-台湾政府訪台報告(2)-2012/04/27

●4月27日訪問スケジュール
(9:30〜)経済部国際合作処 表敬訪問/(11:00〜)国立故宮博物院 表敬訪問/(14:00〜)茨城県議員団:行政院原子能委員会 表敬訪問 (14:30)宮城県議員団:教育部 表敬訪問

【経済部】
 経済部国際合作処童益民処長と経済連携について協議した。以前当協会の会長である平沼赳夫・たちあがれ日本代表が経済産業大臣の折、日台FTAが協議されていたが、現在台湾と中国の優遇された貿易関係を利用し、茨城や宮城の地場産業と、台湾の企業が連携して中国に輸出する相互関係を構築したいと相沢団長が陳情した。これを受け経済部で検討すると回答された。
 茨城では、空港や港湾が整備されており、茨城空港ではローコストキャリアの乗り入れについては世界で一番と表彰されているので、台湾の航空会社の乗り入れを強化していただきたい、また、港湾区域では、ベンツの工場や小松、日立の工場が輸出向けに設置しているので港湾企業の進出をお願いしたいと石川団長が陳情した。
 また茨城県つくば市では、ロケットなどあらゆる産業技術開発のための研究所を有し、東海村には原子力研究所もあり、産学協同の誘致もともに図りたいと述べた。

経済部国際合作処童益民処長、および宮城県県議会議員相沢団長、茨城県議会議員石川団長、ほか議員団

両議員団との会議の様子

【国立故宮博物院】
 昨年、国立故宮博物院の日本での展示に関する法案を平沼赳夫議員が代表をする議員懇談会が中心となり成立させた。
 これにより、故宮博物院の宝物が平成24年に日本で展示されることとなり、宮城、茨城にも展示していただきたいと陳情を行った。
 出迎えていただいた周国立故宮博物院院長によれば、国立博物館での展示が決定している。ただし、書に関する展示は宝物管理のため40日間しか展示ができないが、その他は期間限定が無い為地方開催が可能かもしれない。
 また、展示に関しては、台湾において、日本からの国宝の展示も開催条件となっている、両県に国宝の品物があれば故宮博物院において展示会をぜひ開いてみたいとも述べられた。

故宮博物院・周国立故宮博物院院長と訪問団

周院長と頭山代表、石川氏、相沢氏

【行政院原子能委員会】
 茨城県では、原子力の研究所を有しており、福島原発の事故により大きな被害を受けている。この経験と今後の対策を踏まえて、IAEAのアジアブランチを誘致したいと考えているのでぜひ協力いただきたいと陳情した。

【教育部】
 宮城県では、エバー航空がすでに乗り入れており、観光においても台湾の観光客に親しまれている。それに加え、今回の震災において台湾の方々から多大なる支援を受けた。今後中国語を学ぶため宮城県から留学生を斡旋したいのでその協力をお願いしたいと陳情した。

 行政院及び教育部はそれぞれの県が直接訪問したので我々は同行しなかったが、今後さらなる交流が図れる機会を設けたことはよい訪台であった。(日華協会理事木下顕伸)

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